熊本電力の契約移転における対処法【参考情報】

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NPCプランでは2020年6月より熊本電力株式会社を「おすすめBEST8」として広く紹介しており、

当サイトの情報を参考に熊本電力に申し込みをされた方への責任感から、
今回の事件について独自に情報収集および分析とツイッターによる開示を行ってきました。

このたび「熊本電力」の代表取締役社長である竹元一真氏とフラワーペイメント株式会社による「新熊本電力」への契約の地位移転問題は、
利用客に対して大きな不安と混乱を招くような性急かつ不誠実な対応であったことは疑いようもありません。

しかしながら現在、熊本電力(小売事業者登録番号:A0320)を利用されてきた方々の電気契約はフラワー社の子会社である熊本電力(小売事業者登録番号:A0549)への移行手続きが実際に行われており
利用客の皆様はその件について、以下の選択をしなければならないのが現状です。

利用客の選択肢は大きく分けて2つ

  1. 何もしない
    (もしくは熊本電力のマイページを開き「承諾する」を送信する)
  2. 2月10日12時までに熊本電力のマイページを開き「承諾しない」を送信する
    さらに11日までにフラワーペイメント社に承諾しない旨と必要事項を連絡する

①を選択した場合は

現在の電気契約は12日の時点でフラワーペイメント社の子会社である熊本電力(A0549)への移行が完了し、
今後の電気料金の支払いもそちらで発生することになります。

その際には電気料金の支払いのための決済情報などを改めて提出する手続きを
後ほどフラワー社(A0549)より求められるとのことです。

②を選択した場合は

電気契約の移行の停止手続きが行われるため、12日以降も熊本電力(A0320)と契約しているとみなされるでしょう。

なお、①と②どちらを選んだ場合でも、現時点(2/10)ではフラワー社(A0549)への契約移行が実施されているため
移行もしくは停止の手続きが完了するまでは、他社へのスイッチング(乗り換え)や、解約の手続きは困難になります。
(※)エリアによってはそうではない所もあるかもしれません

ですが、熊本電力(A0549)への移行の完了、もしくは各利用客の地位移転の取り消しの完了により、それら手続きの支障はなくなるはずです。

ただ、ここで大きな問題になるのは

2月12日以降の熊本電力(A0320)に今後の電気契約を履行する能力があるのか?

ということです。

これについては当サイトも分からないというのが正直なところですが、、

フラワーペイメント社につきましては、自由化当初より自社のバランシンググループでの電力卸を行っていることから、今後の電力供給に関しての不安要素はほぼないと思われます。

(※)熊本電力(A0320)も少なくとも2021年1月28日まではフラワー社より供給を受けています

一方、フラワー社による供給が停止となった今後の熊本電力(A0320)につきましては
他社のバランシンググループからの供給を受けられるのなら良いですが
それができなければ利用客への電力供給は継続できなくなります。

万が一そうなった場合、利用客側が取らなければならない行動としては
そのことが発覚した日から2週間以内に、他の小売電気事業者(≒いわゆる電力会社)を見つけて新たな電気契約を申し込む、ということが挙げられます。

その際には、まずは各地域のみなし小売電気事業者(いわゆる大手電力会社)に新たな電気契約を申し込まれた方が良いかもしれません。

もしくは、その時にフラワー社(A0549)が新規申し込みを受け付けしていれば、そちらに申し込むのも良いでしょう。

それは各利用客の自由であり、各自の判断によるものです。

解約違約金について

個人契約者の方

個人契約者につきましては、熊本電力(A0320)もフラワー社(A0549)も
どちらも途中解約による違約金などは発生しない契約内容になりますので
①と②のどちらを選んでも金銭的な損失はないと思われます。

法人契約者の方

法人契約の方々につきましては弊社での判断は難しく
今回のケースで解約した場合の違約金はどういう扱いになるのか?
両社に確認をとっていただき、書面にて回答をしてもらう必要があると考えます。

電気が急に止められることはない?

事業者が倒産したり、無契約状態になった場合でも、急に電気を止められるようなことはありません。

電気の安定供給(最終保障供給)は政治的に整備されています。
(※)電気が止められるまでに少なくとも2週間の猶予があります

ただし、小売電気事業者のスイッチングではなく解約手続きを自らで行った場合には
解約日時と同時の新たな電気契約を申し込んでおかないと電気は止まりますのでご注意ください。

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以上、乱文ではございますが、このたびの対応の参考にしていただければ幸いです。

本文の内容は当サイトの運営会社である株式会社サウスフィールドプランニングの見解です。

後日、熊本電力株式会社ならびに株式会社フラワーペイメントの両社から内容の誤解や訂正などの指摘がありました際には、修正させていただくこともございます。予めご了承下さい。

株式会社サウスフィールドプランニング
〒918-8175福井県福井市江尻が丘町121
代表取締役社長 南部修一

追記

筆者(南部修一)は2月10日にフラワーペイメント社に対し、以下のメールを送信しています。

【件名】Re: 契約地位の移転に関する回答

株式会社フラワーペイメント 御中

お世話になります。

熊本電力株式会社(小売事業者登録番号:A0320)との電気契約者の南部修一と申します。

このたびの御社の子会社である熊本電力株式会社(本店:東京都千代田区丸の内:A0549)への地位の移転に関しまして

承諾はしませんので、ご対応の程よろしくお願いいたします。

契約者名 : 南部 修一
電話番号 : 090-〇〇〇〇-〇〇〇〇
住所 : 福井県福井市〇〇〇〇 〇〇〇
供給地点特定番号 : 05000000〇〇〇〇〇〇〇〇〇

②を選択される方でフラワー社に対してどういったメールを送れば良いのか?
よく分からない方は
、個人情報以外の当文章をコピペしてご利用ください。