新電力特集記事

市場連動型プランを速やかに変更する方法を詳しく解説!

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電気契約を速やかに変更する方法

①3~5日後ほどを目途に解約日時を指定して解約を申し込む

(申し込みは電話で行い、後のトラブルを避けるためにも担当者の名前は必ず確認すること)

②解約番号および解約日時が確定したら、速やかに住居地の大手小売電気事業者に新しい電気契約を申し込む

(新たな電気契約の開通日は解約日時に合わせてもらうこと)

(注1)余裕をもって3~5営業日と案内していますが、電話での申し込みは当日対応も可能のようです。
詳しくは当ページ中段以降にて解説しています。
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この記事の監修担当
南部修一
南部の画像
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当

2021年1月は全国的な電力不足の危機的状況

マスコミによる報道が少なく一般にはあまり知られてませんが、2020年12月後半から2021年の1月現在にかけて、電力供給に関する全国的な問題が発生しています。

この記事を書いている1/11現在、沖縄以外のすべての電力エリアがひっ迫した電力供給不足の危機的状況にあるようです。

主な原因は火力発電の燃料である天然ガスの調達トラブルおよび在庫不足。
(他にも様々な要因が複雑に絡み合っています。詳細は日経エネルギーNext記事を参考にどうぞ)

電力関係者の中では国民への節電要請や計画停電といった議論もあるものの、運悪く新型コロナの緊急事態宣言とかぶることから、それもなかなか難しいのが現状のようです。

電気料金が10倍以上にハネ上がる??

昨年末から今日まで2週間以上も電力不足が続いている影響で、小売電気事業者同士の電力取引卸売市場であるJEPXのスポット取引価格は、なんと例年の10倍~20倍にまで高騰しています。

例年であれば1kWhあたり10円前後、高くても30円程度の取引価格が今や200円/kWhを超えるという有り様です。

ただし、この高騰はあくまでも小売電気事業者の取引価格であって、私たち一般家庭の電気料金が10倍や20倍になるわけではありません。

数か月後の燃料費調整額単価の値上がりは避けられませんが、
それでも私たち一般家庭の電気代が2倍3倍にハネ上がるようなことにはなりませんので安心してください。

新電力会社の電気代が高くなるわけではない

新電力会社の電気料金が高くなると心配されている方もいるようですが、それはまったくの誤解です。

ほとんどの新電力会社は大手電力と同じ燃料費調整額を採用していますので、新電力だからといって電気代が特別に高くなるようなことはありません。

・・・ただし!

独自の燃料費調整額を採用している新電力会社や、市場連動型の電気料金プランを利用しているなら話は別です。

市場連動型プランの電気代は10倍以上になる可能性も

市場連動型プラン』の電気料金はJEPXのスポット卸売取引価格と連動しています。

そのため電気代は先月や昨年同時期と比べて2倍3倍どころか10倍以上になる恐れもあります。

実際に2021年1月10日時点の市場連動型プランの電力量単価は、1kWhあたり100円~200円以上にまで上昇しています。

(オーソドックスな従量電灯プランの平均単価は1kWhあたり22円~33円程度)

今すぐにでも変更を検討した方が良い料金プラン

以下の新電力会社の料金プランの電力量単価は、現時点(1/10)で先月対比5倍~10倍以上に高騰しています。

速やかに他社または固定料金プランへの切り替えを検討しましょう。

  • 自然電力(SEデビュー・SE30・SE100)
  • ハチドリ電力(HACHIDORIプラン)
  • ダイレクトパワー(ダイレクトS/M)
  • テラエナジー(テラエナジーでんき)
  • アークエルエナジー(DPプラン)
  • ジニーエナジー(みどりプラン)
  • エルピオでんき(市場連動プラン)

ダイレクトパワーでは途中解約で2,200円の違約金が発生するものの、高額な電気料金プランを利用し続けるよりはマシだと筆者は考えます。
※今回の緊急対応として解約違約金は無料になりました(1/13追記)

エルピオでんきの市場連動プランに関しては解約をしなくても、同社の固定料金プラン(スタンダードS/L・使った分だけS/Lなど)に切り替えを申し込めば問題ありません。

他社に切り替えるよりもその方が早く対応してくれます。

自然電力とハチドリ電力は値引き補償あり

自然電力株式会社とハチドリ電力は高騰した料金分を自社側で負担することを表明しています。

12月26日からの日本卸電力取引所(JEPX)電力取引価格の高騰に関しまして、自然電力ではこの度、以下の内容で値引き措置を実施することといたしましたのでお知らせいたします。

・措置内容
お住まいの地域の大手電力会社(注)の電気料金を基準として、それを超える分の電気料金につきまして、30,000円を上限として電気料金より値引きさせていただきます。

・値引対象のご請求
 1月ご請求分、2月ご請求分
 ※1月ご請求分と2月ご請求分の値引き合計を最大30,000円といたします。

ハチドリ電力は1月8日、異常高騰分はすべて同社が負担すると発表した。
対象期間は、昨年12月26日から2月28日まで。

基準とするのは大手電力会社のプランだ。
こうすることで、大手電力会社を使用していた時と変わらない電気料金にした。

3月以降のプランについては「検討中」とするが、「異常事態が発生しても安心して利用してもらえる新たな料金プランの準備を進めている」

自然電力とハチドリ電力の両社は顧客になるべく負担がかからないように対策しているようです。

切り替え検討をした方が良い新電力会社

独自の料金体系(調整単価)を採用している新電力会社にも注意が必要です。

市場連動型プランほど急激な高騰はないと思いますが、翌月から数か月後には独自調整単価の相当な値上がりも予想されます。

以下の新電力会社を利用されている方も、切り替えを検討した方が良いかもしれません。

  • ハルエネ
  • おトクでんき
  • エフエネ
  • アスエネ
  • TEPCOライフサービス(ゼロからでんき)
  • ティーダッシュエナジー(旧ズームエナジー・SmartFlex価格変動プラン)
  • ファミリーエナジー
  • めぐるでんき
  • みんな電力

上記以外にも、外資系の新電力などは独自の燃料費調整単価を採用しているケースが多いためご注意ください。

高額な解約違約金にも注意

ハルエネやその関連企業(エフエネ、おトクでんきなど)には高額な解約違約金が設定されています。

あらかじめ電気供給契約の約款および解約違約金を確認した上で、他社への変更をご検討ください。

現在利用されている小売電気事業者を応援するお気持ちもあるとは思いますが、少なくとも今回の高騰が収まるまでは他社に変更した方が良さそうです。

電力会社を変更する際の注意点

小売電気事業者(電力会社)を他社に切り替えることを『スイッチング』と言います。

スイッチングでは次月の検針日を起点にして新しい電気契約に切り替わります。

これは価格comやエネチェンジなどの媒介事業者を経由して申し込んだ場合でも同じです。

つまり新たに電気契約を申し込んでも、すぐに他社に切り替わるわけではなく、次回の検針日(切替日)までは現在の電気契約は継続されるということです。

次回検針日が10~20日以上も先になると、それまでは現在の電気契約にもとづく電気料金を支払わなければなりません。

市場連動型プランを契約されている方は今すぐにスイッチングを申し込んだとしても、しばらくは電気料金が超高額になる可能性大です。

タイミングが良ければ1週間ほどで切り替わることもありますが、今回のケースではスイッチング(小売電気事業者間の切り替え手続き)ではなく電気契約の解約をした方が良いかもしれません。

電気契約の解約手続きの注意点

現在の電気契約を解約する際には、3~5日後ほどを目途に解約日を指定しましょう。
(解約日だけでなく時間も指定できればなお良いです)

解約手続きの申し込みは電話で行い、後のトラブルを避けるためにも担当者の名前は必ず確認してください。

解約日時と解約番号の確認が取れたら、次はお住まいの地域の旧一般電気事業者=大手小売電気事業者(以下、大手に略)に電気契約を申し込みましょう。

大手であれば開通予定日(=解約予定日)の3~5営業日前までの申し込みで開通に間に合います。

(このときも受付担当者の名前をきちんと確認した上で、解約日時や開通希望の日時などの事情を丁寧に説明してください)

3~5日後に現在のプランを解約する段取りをして、同じく3~5日後に大手の電気契約が開通するように申し込むことで無契約状態=電気が使えなくなる状況を回避できます。

(注)余裕をもって3~5営業日と案内していますが、電話での申し込みは当日対応も可能のようです

ポイントは「先に解約手続きをする」

先に解約手続きをして解約日が確定してから、それにあわせて新たな電気契約を申し込むところがミソになります。

電気契約の解約を先にすると、解約日時と新たな電気契約の開通日時を一致させなければ電気を使えなくなる可能性が生じるというリスクもありますが、

スイッチングではなく解約手続きを先にすることにより、異常なまでに高騰している市場連動型プランの電気料金を最小限に抑えることができます。

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ちなみに解約の手続きをする前に新しい電気契約を申し込むと、その場合はスイッチングとみなされ、次回の検針日(切替日)までは現在の電気契約が継続されますのでご注意ください。

新電力よりも大手電力の方が良い理由

新電力会社の場合は新規受付に8営業日以上かかったり、そもそも無契約状態からの新規申し込みは受け付けていない(スイッチングのみ受け付けている)ところがほとんどです。

そのため新たな電気契約は大手を選んだ方が無難です。

どのプランに申し込めば良いか分からなくても、電話で相談すれば適切な電気料金プラン名を教えてくれます。

市場連動プランからの切り替え対応メニューがよくわからない方は、以下を参考にしてください。

一般向け電気料金メニュー 一覧

東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県の富士川以東にお住まいの方
東京電力エナジーパートナー株式会社
(TEPCO)
スタンダードS/L
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の近畿2府4県と、福井、三重、岐阜の一部地域にお住まいの方
関西電力株式会社 従量電灯A/B、eおとくプラン
愛知県、三重県、岐阜県、長野県、静岡県中西部にお住まいの方
中部電力ミライズ株式会社 ポイントプラン、おとくプラン、とくとくプラン
青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県にお住まいの方
東北電力株式会社 従量電灯B/C、よりそう+eねっとバリュー、よりそう+ファミリーバリュー
福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、広島県の一部地域にお住まいの方
九州電力株式会社 従量電灯B/C、スマートファミリープラン、スマートビジネスプラン
北海道にお住まいの方
北海道電力株式会社 エネとくSプラン、エネとくポイントプラン、エネとくM/LプランB/C
広島県、岡山県、鳥取県、島根県、山口県の5県全域と兵庫・香川・愛媛県の一部の地域にお住まいの方
中国電力株式会社 従量電灯A/B、スマートコース、シンプルコース
愛媛県、高知県、香川県、徳島県にお住まいの方
四国電力株式会社 従量電灯A/B、おトクeプラン
石川県、富山県、福井県の嶺北と敦賀市、岐阜県の一部地域にお住まいの方
北陸電力株式会社 従量電灯ネクスト
沖縄県にお住まいの方
沖縄電力株式会社 グッドバリュープラン
 
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新電力会社への切り替えはよく調べてから

とりあえず大手のほうが安心して利用できますが、
しかし大手の電気料金プランは新電力よりも数%~10%以上高いというのも事実です。

また落ち着いてから新電力プランへの切り替えをじっくりと検討しましょう。

大手にしろ新電力にしろ、固定料金プランであれば市場連動型プランのような突然の高騰に見舞われることはありません。

そして電力会社を変更する際には、代理店や営業マンの甘い言葉を鵜呑みにしたり、比較サイトの高額キャッシュバック特典ばかりに惑わされないよう十分にお気をつけください。
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清水
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