スマートライフS/Lの乗り換えおすすめ電力会社
東京電力エナジーパートナーの『スマートライフS/L』よりも電気代が安くなる新電力は
上記4つのプランがおすすめです。
(※)以下、東京電力エナジーパートナーは「TEPCO」に略します
Looopでんき(スマートタイムプラン)
Looopでんきスマートタイムプランの料金単価は、以下の表の通りです。
スマートタイムの単価は安く、ピークタイムの単価は高くなりますが
スマートタイム | ピークタイム |
---|---|
春(3月~6月)と秋(10月~11月) 毎日10時~16時(6時間) | 夏(7月~9月)と冬(12月~2月) 平日8時~18時(10時間) |
17.5円(安い) | 37.5円(高い) |
この2つは年間の平均で見れば、ちょうど中間のリビングタイムと同じような単価になることが予想されます。
スマートタイムとピークタイムを含めて考えると無駄にややこしくなってしまうため、
電気料金のシミュレーションはリビングタイムとナイトタイムの単価だけで判断しましょう。
ナイトタイムとリビングタイムの単価だけにしぼって、東京電力EPのスマートライフS/Lと比較すると、次のようになります。↓↓↓
『スマートライフS/L』と『スマートタイムプラン』の単価比較表
区分 | 東京電力EP スマートライフS/L | Looopでんき スマートタイムプラン |
---|---|---|
基本料金 | 1kVAあたり286円/月 | 0円 |
昼間単価 | 25.8円 6時~翌1時(19h) | 27.5円 6時~22時(16h) |
夜間単価 | 17.78円 1時~6時(5h) | 20.5円 22時~翌6時(8h) |
電気代はLooopでんきの方がお得
スマートタイムプランの昼間単価と夜間単価はどちらも東電より高くなりますが、
基本料金が無料になることから、総額ではLooopの方が電気料金は安くなります。
原則として契約容量(KVA数)が大きく、電力使用量(kWh数)が少ない家庭ほど、スマートタイムプランの価格的な優位性・メリットが大きくなります。
電気料金シミュレーション結果
契約容量10kVA、昼間電力使用量200kWh、夜間電力使用量400kWhの場合
東京電力EP | Looopでんき |
---|---|
15,132円 | 13,700円 安い! |
たとえば10KVA契約の場合には昼500kWh・夜500kWh、合計1000kWhを超えるケース(電気料金に換算して約2万5千円超)でも、Looopでんきの方が安くなります。
HISでんき(ぜんぶでんき東京)
『HISでんき』はHTBエナジーが運営する新電力サービスです。
(※)HTBエナジーは大手旅行会社HISグループのエネルギー関連事業を担っている新電力会社です
HISでんき『ぜんぶでんき東京』の料金単価をスマートライフS/Lと比較すると、朝晩時間の単価は7.6%割安に、そして夜間時間の単価は30%も安く設定されています。
昼間時間(10時~17時)の電力量単価はスマートライフS/Lよりも高くなりますが、太陽光発電や蓄電池システムのある家庭なら問題ありません。
また、ぜんぶでんき東京の契約方式はブレーカー契約(kVA)ではなくスマート契約(KW)になるため、日頃の電気の使い方次第では基本料金をより安く抑えることもできます。
電気料金単価の比較表
区分 | 東京電力EP スマートライフS/L | HISでんき ぜんぶでんき東京 | |
---|---|---|---|
基本料金/月 | 1kVAにつき286円 | 1kWにつき286円 ※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります | |
1kWhあたりの電力量単価 | 昼間時間 | 25.8円 | 夏季(7月~9月)35.5円 (37.6%高) その他季 29.09円 (12.7%高) |
朝晩時間 | 23.84円 (7.6%安) | ||
夜間時間 | 17.78円 | 12.48円 (29.8%安) |
ぜんぶでんき東京の昼間時間(10時~17時)の単価は、スマートライフS/Lよりも1kWhあたり3.29円(約13%)高くなります。
(※)夏季7月~9月には1kWhあたり9.7円(37.6%)高くなります
太陽光発電の設置がなく、昼間時間にエアコンなどを常時使用している家庭では、昼夜の電力使用状況によっては乗り換えメリットが薄れますので予めご注意ください。
九電みらいエナジー(Nプラン)
九電みらいエナジーは電力自由化に伴い設立された九州電力の100%子会社で
東京電力エリアにおける一般家庭向けの電気小売事業や、再エネ発電事業を主軸としています。
九電みらいエナジーのオール電化向けプランは『Nプラン』『JALマイルプランN』『WAONプランN』の3種類があり、
スマートライフS/Lと比べてどのプランも単価の安い夜間時間が3時間長くなります。
基本料金や電力量単価は、スマートライフS/Lよりもわずかに安くなる程度ですが、
単価の安い夜間時間が延長され、単価の高い昼間時間もそのぶん短くなることから、電気代は従前よりも必ずお得になります。
電気料金単価の比較表
区分 | TEPCO スマートライフS/L | 九電みらいエナジー | |
---|---|---|---|
Nプラン | WAONプランN、JマイルプランN、dポイントプランN | ||
基本料金/月 | 1kVAにつき 286円 | 1kVAにつき 285.19円 (0.2%安) | |
昼間単価 (1kWhあたり) | 25.8円 6時~翌1時(19h) | 25.26円 (0.2%安) 7時~23時(16h) | 25.77円 (0.1%安) 7時~23時(16h) |
夜間単価 (1kWhあたり) | 17.78円 1時~6時(5h) | 17.72円 (0.3%安) 23時~翌7時(8h) | 17.77円 23時~翌7時(8h) |
備考 | 1,000円毎に5P付与 | ポイント還元なし | JALマイル・WAON・dポイントいずれかの付与 |
丸紅新電力(ナイトおトクプラン)
丸紅新電力は大手総合商社「丸紅」のグループ企業です。
丸紅グループは国内21地点に発電所の建設実績があり、水力発電所をはじめ、太陽光や風力、バイオマス発電所など、再エネ発電事業に積極的に投資しています。
「ナイトおトクプラン」の電力量単価はスマートライフS/Lと変わりませんが、30アンペア以上の基本料金が19%~30%ほど安く設定されていることから、確実なコストダウンにつながります。
電気料金単価の比較表
区分 | TEPCO スマートライフS | TEPCO スマートライフL | 丸紅新電力 ナイトおトクプラン | |
---|---|---|---|---|
基本料金/月 | 30A | 858円 | - | 572円 (33.3%安) |
40A | 1,144円 | 814円 (28.8%安) | ||
50A | 1,430円 | 1,100円 (23%安) | ||
60A | 1,716円 | 1,386円 (19.2%安) | ||
7kVA以上 | - | 1kVAあたり 286円 | 1kVAあたり 231円 (19.2%安) | |
昼間単価 (1kWhあたり) | 25.8円 | 25.8円 | ||
夜間単価 (1kWhあたり) | 17.78円 | 17.78円 | ||
備考 | 1,000円毎に5P付与 | ポイント還元なし |
上記以外にも、契約容量(KVA数)が大きく昼間の電力使用量が多い家庭では、基本料金のかからない新電力プランに乗り換えることでよりお得になるケースもあります。
基本料金無料になるからといって必ずしも安くなるわけではありませんが、心当たりがある方は電気代のシミュレーション結果と実際の電気代を比較してみましょう。
シミュレーションのやり方がよくわからない方は、乗り換え無料相談サービスをご利用ください。
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南部修一 | 特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会 小売電気アドバイザー 認定 第1808005号 太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号 株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役 ※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |