インターネットの検索結果には「1人暮らしには東京電力がおすすめ」とか
「東京ガスの方がお得!」といった情報が入り混じっていることもあり
一体どちらを選んだ方が良いのか?迷ってしまう方も少なくないようです。
南部修一 | 特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会 小売電気アドバイザー 認定 第1808005号 太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号 株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役 ※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
1人暮らしなら東京ガスもTEPCOも変わらない
結論としてはどちらを選んでも、ほとんど違いはありません。
1人暮らしの場合、ガスと電気をあわせた標準的な支払い金額は、ひと月あたり5,500円~12,000円程度です。
東京電力と東京ガスの実際の差額は、月300円ほどにもなりません。
両社のポイント還元や生活まわりのトラブル駆けつけサポートサービスの充実度、乗り換えキャンペーン特典などを含めて考えても同様です。
総合的に見ても同じような内容で、単身世帯では明らかな差は見られないのが実際のところです。
2016年および2017年の電力ガスの自由化により、
電気料金は東京ガスの方が安く、都市ガス料金は東京電力の方が安いという奇妙な逆転現象が起きているのが現状です。
都市ガス料金の比較結果
使用しているガス機器にもよりますが、1人暮らしの平均的な都市ガス料金はひと月あたり3,000~4,000円、冬場でも5,000円~8,000円程度です。
都市ガス料金は初年度のみ東京ガスよりも東京電力(TEPCO)の方が8%安く、2年目以降は3%安く設定されています。(東京ガスの一般料金メニューとの比較)
つまり平均的な使用量においては、最初の年の都市ガス料金はTEPCOの方がひと月あたり240円~640円ほど安く、2年目以降もTEPCOの方がひと月あたり90円~240円安くなるという結果になります。
電気料金の比較結果
1人暮らしにおける平均的な電気代は、ひと月あたり2,500円~1万円程度です。(季節によってバラつきがあります)
当サイトの電気料金シミュレーターを利用して、平均範囲における両社の電気代を比較すると、東京ガスずっとも電気1sの方が、ひと月あたり3円~440円安くなることがわかります。
電気とガスの合計金額の比較結果
電気と都市ガスをまとめると、初年度はTEPCOの方がややお得にも見えますが、
しかしポイント還元や新規申し込みキャンペーン特典は、TEPCOよりも東京ガスの方がお得な内容になっています。
両社のポイント還元を比較すると?
TEPCOのポイント付与は電気代のみで還元率は0.5%
東京ガスは電気代に対して1.5%、ガス代に対して0.5%のポイント還元があります。
ポイント還元は東京ガスの方が3倍以上お得ということがわかります。
両社の新規申し込み特典を比較すると?
TEPCOは電気とガスそれぞれインターネット経由の申し込みで500ポイントずつ、計1,000ポイントがもらえます。
東京ガスは例年、基本料金3ヶ月無料または3,000円分相当のポイント付与のキャンペーンを交互に開催しています
考察まとめ
以上のことからポイント還元分やキャンペーン特典を含めると、両社の違いはほとんどないことが分かります。
なお、TEPCOにはガス機器10年保証サービスが無料附帯していることに対して、東京ガスのそれは有料オプション(月額500円)になりますが、賃貸物件にお住まいの方には関係ありません。
なぜなら賃貸住宅で備え付けのガス器機や電気器具が自然故障した場合は、管理会社に連絡すれば無償で修理してくれるからです。
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東京ガスのセットプラン申し込みの際の注意点
東京ガスの主な電気契約には「ずっとも電気1」と「ずっとも電気1s」があります。
1人暮らしの場合は「ずっとも電気1s」を選びましょう。その方が無難です。
詳しくは以下の解説記事を参考にしてください。↓↓↓なお、電気温水器やエコキュートなどが設置されている電化住宅の場合は、東京ガスの「ずっとも電気」に申し込んでも価格的なメリットはありません。
ガス併用であっても電化住宅にお住まいの方は、東京ガスではなく東京電力エナジーパートナーの電気契約メニューを選ぶ必要があります。
東京電力のセットプラン申し込みの際の注意点
東京電力エナジーパートナーで電気とガスをまとめる方は
電気は「スタンダードS」、都市ガスは「とくとくガスプラン」を選びましょう。
(※)ただし電化住宅の場合の電気契約は「スマートライフSまたはL」になります
東京電力EPの1人暮らし向けの電気契約には、スタンダードSの他にも「夜トク8」や「夜トク12」というプランもありますが
月間電力使用量が少ない方(=電気代が5,000円程度に収まるような方)は、どちらを選んでも実際の電気代はほとんど変わりません。
夜トク8と夜トク12の解説記事↓↓↓とくとくガスAPプランは×
TEPCOの都市ガスメニューにはAmazonプライムがセットになった『とくとくガスAPプラン』もありますが、これはハッキリいってお得ではありません。
解約違約金の設定もあることから、当サイトではまったくお勧めしていません。
とくとくガスAPプランの解説記事↓↓↓1人暮らしにお得な新電力&都市ガスプラン
東京ガスと東京電力は、世界的に見てもトップクラスの大企業です。
どちらかの2択であればサイコロで決めたって良いですし、神様の言う通りで決めたとしても別に損をすることはありません。
ホームページの見やすさで決めるのも良いでしょう。
ただ、もし東京ガスと東京電力のセットプランの2択にこだわらないのであれば、
もっと安くてお得な電気や都市ガスを提供している企業が他にあります。
本当に安い!どこよりもお得な電気ガスプラン
東京ガスやTEPCOよりも安くてお得な都市ガスプランは、2020年11月に新しく登場した株式会社エルピオの『スタンダードプラン』がオススメです。
東京ガスよりも3.9%~5%安い!さらにお得なキャッシュバック特典も!そして平日昼間は仕事などで家を空けることが多い方にとって
最安レベルの電気契約メニューにはシンエナジーの【夜】生活フィットプランがあります。
(ただし20アンペア以下は申し込み不可)
なお、仕事などの都合上、昼間の在宅が多い方には【夜】生活フィットプランではなく【昼】生活フィットプランの方をおすすめします。
(こちらも文句なしに最安水準の電気料金プランです)
どちらも契約手数料や解約違約金などもなく、東京電力や東京ガスよりも高くつくようなデメリットは一切ありません。
(※)ただしオール電化プランからの乗り換えや、特別割引のあるガス料金メニューからの乗り換えは必ずしも安くなるとは限りません。あらかじめご了承下さい。
シン・エナジーとエルピオは別会社になりますので、当たり前ですがセットプランではありません。
ですが、じつはシン・エナジーとエルピオの組み合わせこそが、1人暮らしの方にとって今もっともお得なベストプランになります。(2020年12月現在)
詳しい解説記事のご案内
関東エリアでは東京ガスと東京電力が2大巨頭になることから
東京に引っ越したばかりで、あまりよくわからないという方には
東京ガスか東京電力をお勧めするのが、小売電気アドバイザーとしては無難といえばそうですが、、、
ただ、東京生活に慣れてきた方には、生活費の見直し&削減のためにもシンエナジーの電気契約とエルピオ都市ガスの切り替え検討をおすすめします。
それぞれ詳しい解説記事がありますので、ぜひ参考にしてください。申し込み手続きはネットから超カンタン
電気とガスをそれぞれ別々に申し込むのは面倒と思われるかもしれません。
しかし実際にはどちらとも申し込み手続きはインターネットで10分もかかりません
前の会社の解約手続きなどは、申し込み先の企業がすべて段取りしてくれるので、WEB申し込み手続き以外の手間は何一つかかりません。
電気とガスそれぞれ10分程度の手続きだけで、毎月1,000円以上の生活費削減を実現できますよ。↓↓↓
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