エネルギー関連Q&A

電気代を払っていないのに電気を使えるのはなぜ?

電気代を払っていないのに電気を使えるのはなぜ?
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電気の契約をした覚えがなく、電気代の引き落としもないのに普通に電気を使うことができるのはどうしてでしょうか?
管理会社に問い合わせても「電力会社とは関係ないので分からない」と言われました。
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この記事の監修担当
南部修一
南部修一
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当
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回答および解説

賃貸の集合住宅では、戸別の電気契約がなくても電気を使える場合があります。

つまり電気代を滞納して契約を切られたとしても、マンションやアパートでは電気供給は止まることなく、そのまま使えるケースもあるということです。
(当然ながら永遠に使えるわけではありません)

こうた
なんで契約していないのに電気を使えるの?

私たちが電気契約を結ぶのは「小売電気事業者」になります。
一般家庭や事業所で「送配電事業者」と買電契約を結ぶことはありません。

送配電事業者」は国の認可事業者であり、国民生活のために電気を安定供給する使命を義務付けられています。

そのため小売電気事業者との電気契約が不明であっても、送配電事業者が勝手に電気を止めるようなことはありません。

とくにマンションやアパートなどの集合住宅では、戸別の電気契約がなくても通電していることはよくあるようです。

小売電気事業者と送配電事業者はどちらも「電力会社」になります。

2016年4月の電力自由化以降、電力会社は大きく3つの事業体に分割されています。
⇒ 参考記事:「新電力プランに切り替えると電気代が安くなる理由とは?

こうた
なるほどね。
じゃあさ、それまでに使った電気代の清算はどうなるの?
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まずは小売電気事業者と契約する

清水
私たちが正しく電気を使うためには、とにかくまずは「小売電気事業者」と契約を結ぶ必要があります。

実際に使用した電気は各戸の電力量メーターに記録されているため、後ほど契約した小売電気事業者の方で清算することになります。

ちなみに小売電気事業者は全国700社以上ありますが、とりあえずは大手電力会社(の小売部門)に電気契約を申し込んだ方が無難です。
(※)新電力会社では現在の電気契約が不明だと手続きを断られることもあるからです

少々やっかいなケース

小売電気事業者への申し込みの際に「他社との契約がある」と言われるなどして、すでに電気契約があった場合には「新規申し込み」ではなく「切り替え申し込み」になります。
しかし、そうなると現在の電気契約先の小売電気事業者名とお客様番号、そして供給地点特定番号の3つの情報がなければ切り替えはできません。
賃貸住宅では前の住人が電気契約を解約せずに退去してしまうと、そういったこともあるようですが、、、
前の住人がどこの小売電気事業者と契約していたのか?
後からの入居者がそれを知ることは簡単ではありません。
もし「他社との契約がある」と言われたら、とにかくまずは大家さんや管理会社に連絡して前の住人に確認をとってもらいましょう。
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