電力関連Q&Aまとめ

電気料金の比較結果がサイトごとに違う理由

電気料金の計算イメージ画像

電気料金の比較結果がサイトごとに異なる8つの理由

WEB上には様々な電力会社の比較サイトや各電力会社の電気料金を比較できるシュミレーションサービスが数多くあります。
しかし、それらのサービスで表示される比較結果や、電気料金の算出結果を比べてみると、各サイトごとに内容がまったく異なります。
SFP清水
SFP清水
比較結果がそれぞれに違っているのはどうして??

比較の根拠や電気代の計算式が間違っている??

各電力会社の電気料金の計算方法は、電力自由化以降より複雑になっているとはいえ、正確な電気料金を算出することはできるはずです。
にもかかわらず、表示される結果が比較サイトごとに違っている理由としては、主に8つの要因が挙げられるでしょう。
弊社では下に行くほど問題があると考えており、とくに⑥~⑧のケースでは比較サイトと言いながらもまともな比較をしておらず、消費者のためではなく、自分達(運営側)にとって都合の良い電力会社ばかりを優先して表示している悪質なサイトがほとんどです。
こうた
こうた
①~⑧のそれぞれの要因について、以下に詳しく説明します。

燃料費調整額などの加算が正しくされていない

私たちが支払っている電気代は、各電力会社が設定している電力量単価に燃料費調整額再生可能エネルギー促進賦課金の単価を加算した上で算出されています。
「燃料費調整額」は海外から輸入している燃料費の為替レートなどによる変動分を調整するためにあり、その単価は毎月ごとに変わります。(プラス調整の月もあればマイナス調整になる月もあります)
ですが某大手比較サイトでは12ヶ月分の電気料金を算出する際に、すべて同じ燃調費単価(当月分の燃調費単価のみ)を当てはめて計算しています。
燃料費調整単価は毎月違っているのにもかかわらず。
そのため、実際の電気代とは数千円以上も異なるという結果が生じてしまうのです。

月が変われば燃調費の単価も変わる

電気料金や電力会社を比較する際に、必ずしも当月の検針票のデータを入力するとは限らないはずです。
例えば今が4月だったとしても、手元にあるのは昨年の12月の検針票という場合もあるでしょう。
検針票イメージ画像
12月のデータを入力しているのに、4月の燃料費調整単価を含めて計算すれば、実際の電気代とは違ってくるのも当然です。
また、各ご家庭の年間の電気料金の差額をより正確に知りたい場合には、過去12か月分の検針票のデータを入力する必要があります。
その際には過去12か月の燃料費調整単価をそれぞれ加算した上で計算されていなければ、実際の電気代に沿った正確な算出結果にはなりません。

燃調費の単価と差額は各地域によっても全然違う

燃料費調整単価は毎月変わるだけでなく、各電力エリアでも単価は異なります。
例えば全国10エリアの中でも燃調費の変動幅がとくに大きい東京電力エリアや中部電力エリアでは、年間における燃調費単価の差額は1kWhあたり2円ほども異なります。
東京電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整単価
(2019年4月~2018年5月)
2019年1月 2019年2月 2019年3月 2019年4月 2018年5月 2018年6月
-0.66円/kWh -0.36円/kWh -0.27円/kWh -0.48円/kWh -2.3円/kWh -2.14円/kWh
2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月 2018年11月 2018年12月
-2.1円/kWh -1.96円/kWh -1.71円/kWh -1.39円/kWh -1.14円/kWh -0.96円/kWh
1kWhあたり2円も違うということは、ひと月の電力使用量が400kWhほどの一般家庭の場合では800円も変わってくるということです。
そしてそれを単純に12倍すれば9,600円、つまり年間でおよそ1万円もの誤差が生じてしまうことにもなります。
各電力会社の電気料金を正確に算出し、きちんと比較するためには、過去12か月分の燃料費調整額を正確に当てはめて計算する必要があるということがお分かりいただけるでしょう。

そもそも燃調費や再エネ賦課金などを加算して計算していない

各電力会社が提供している電気料金シュミレーションにもよく見られますが、12ヶ月分の燃料費調整額や再エネ賦課金を正確に加算するどころか、それらをまったく考慮していない電気料金比較サイトもあります。
「再エネ賦課金」については、どの地域でも、どの電力会社を利用しても、すべて等しい金額が加算されますので、電力会社の電気料金を比較するという目的だけでいえば、加算をしてもしなくても、たしかに比較結果そのものは変わりません。
ですが、2019年度の再エネ賦課金は1kWhあたり2.95円、燃料費調整単価と合算すると1kWhあたり5円以上(月400kWhの家庭なら2,000円以上)になることもありますので、それらを考慮せずに電気代を表示するのはやはり問題があるでしょう。

燃調費・再エネ賦課金・電源コスト調整額・託送料金などの加算も大事

燃料費調整額もほとんどの電力会社が同じ単価を採用しているとはいえ、中には独自の調整単価(電源コスト調整額など)を設定していたり、燃調費を加算していない電力会社は少なからずあります。
通常の電力量単価とは別に加算される調整単価も、できる限り正確に加算しなければ、実際の電気料金とはかけ離れた不誠実な計算結果にしかなりません。
もちろん弊社の電気料金比較サービスでは、それらの調整単価も毎月ごとに更新し、正確な電気料金の算出と比較結果の表示に努めています。
SFP清水
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NPCプラン電気料金比較フォームでは、各地域ごとに申し込むことのできる24~76社の電力会社と、各社の電気料金および差額を無料でスピーディーに比較できます。

『正確さNo.1』電気料金一括比較シュミレーション

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① お住まいの電力エリア
② 月間の電力使用量(kWh)
(例:370)
※12ヶ月それぞれの比較結果を確認したい場合は年間シュミレーションをご利用ください
③ 電力使用量が分からない方は”1ヶ月分の電気代”を入力して下さい
(例:15000)
②でkWh入力していれば入力不要です
両方を入力すると電気代のデータを優先して計算します
④ 入力したのは何月のデータですか?
⑤ 契約アンペア数(A)は?
※契約中のアンペア数が分からない方はこちらをチェック
⑥ 表示結果
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① お住まいの電力エリア
② 月間の電力使用量(kWh)
(例:700)
※12ヶ月それぞれの比較結果を確認したい場合は年間シュミレーションをご利用ください
③ 電力使用量が分からない方は”1ヶ月分の電気代”を入力して下さい
(例:30000)
②でkWh入力していれば入力不要です
両方を入力すると電気代のデータを優先して計算します
④ 入力したのは何月のデータですか?
④ 何kVA契約ですか?
※契約中のkVA数が分からない方はこちらをチェック
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「電気料金一括比較シュミレーション」ご利用上の注意事項
NPCプラン電気料金一括比較フォームは、各電力会社様が公開されている特定時点の情報と、ご入力いただいた電力使用量(kWhまたは円)や条件から、当サイトが設定した計算式によって各社の電気料金を算出し、その比較結果を表示する無料のwebサービスです。
(電気料金の計算方法の詳細はこちらから)
各社の電気料金の算出結果につきましては、燃料費調整額や再エネ発電賦課金等の単価および消費税を正確に加算した上で表示しています。
ただし各電力会社様の割引サービス等(口座振替割引など)は計算には含めておらず、本サービスは利用者様の実際の電気料金の節約額や支払額等をお約束するものではありません。
各電力会社様の料金プランやサービス等に関するご質問は、各社様に直接お問い合わせいただくか、または各公式WEBサイトにてご確認ください。
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独自のキャッシュバックを電気料金に含めて比較表示している

キャッシュバックを電気料金に含めて比較表示するという手法は、大手比較サイトがこぞって取り入れているビジネスモデルですが、比較サービスとして提供するには不誠実なケースが多いように思います。
というのも、独自に設定したキャシュバックの金額を、特定の契約プランの試算結果に含めて表示することで、実際の電気料金のデメリットを分かりにくくしているからです。
以前よりも電気料金が高くなる契約プランであるにもかかわらず、10,000円前後のキャッシュバックを含めて「比較」しているため、利用者に誤解を与えてしまう可能性があります。
一応目立たないところに注意事項が書かれてはいますが、利用者にとって誠実な情報を提供しているとは言い難く、小手先のビジネステクニックに驕っているようにも思えます。

各電力会社の料金情報が古い単価のままで、最新版に更新していない

某有名IT企業が管理している比較サイトのように、各電力会社の電力量単価や基本料金が2016年頃の古いデータのままで、まったく更新されていない比較サイトも少なくありません。
この記事を書いている時点で電力自由化から4年目を迎えますが、全国では毎月のように新規の電力会社が登場しており、各社の電気料金単価もここ数年で何度も変更されています。
そのような激しい変化の中では、最低でも3か月ほどのスパンで各社の電気料金データを更新していなければ、利用者にとって正確で誠実な比較サービスを提供することはできません。

算出した1ヶ月分の料金を単純に12倍して年間の電気代とみなしている

電力会社の多くは月間の電力使用量が増えるに従い、電力量単価が変動する料金設定をそれぞれに採用しています。
そのため毎月の電力使用量に応じて、ひと月分の電気代も各社それぞれガラリと変わります。
にもかかわらず、ひと月分の電気代を単純に12倍したものを年間の推定電気代として表示するような比較サイトもあります。
毎月ごとの正確な電気代を算出するプログラムを作るのが面倒なのかどうか分かりませんが、あまりにもお粗末な電気料金の算出方法であり、その信頼性がどれほどのものなのかは言うまでもないでしょう。

アフィリエイト等の広告報酬のある電力会社しか表示していない

アフィリエイト広告ばかりを表示するのも、電気料金の比較サイトとしては問題があります。
電力会社や電気料金の”比較サイト”といった名称は使わずに、きちんと根拠を示した上での「おすすめ電力会社」などといった表現であれば、一般的なビジネス手法として別に問題はありません。
しかし比較の根拠を示すことをせずに、アフィリエイトプログラムのある電力会社ばかりを紹介しているようでは、それは不誠実な有り様だと思います。
弊社でもアフィリエイトプログラムは利用しており、アフィリエイトを批判するつもりはありませんが、人の生活の基盤でもある電気契約を不特定多数の方々に紹介する以上、どういったサイト運営を心掛けるべきなのか、それを常に意識することが大切ではないでしょうか。

サイト運営側に広告費を支払っている電力会社を優先して比較表示している

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これもアフィリエイトプログラムばかりを表示するのと同様で、比較と言いながら比較になっていないところに問題があります。
こういったサイトの情報を真に受けると、従来の地域電力会社の契約プランよりも高くなる場合が多くあります。
一般家庭向けの電力自由化がスタートしたばかりの頃に横行した、新電力詐欺と何ら変わらない悪質なものだと言えるでしょう。

電気料金の計算式が根本的に間違っており、比較の根拠もデタラメ

これはもう低レベル過ぎて話にもなりませんが、「電力会社 比較」や「電気料金 比較」といったキーワードで検索してみると、最初からそんな情報サイトがゴロゴロと出てきます。
一見すると小綺麗な作りのサイトなので、何となく信用されるのかもしれません。
しかしそれこそが詐欺を行う者の常套手段であり、パッと見の印象だけで判断すると騙されるばかりです。
そういったサイトでは自分達(運営側)にとって都合の良い電力会社ばかりを優先して表示しているのです。
あなたのためになるような情報は何も提供していません。
こういった詐欺サイトに騙されないためにも、きちんと比較の根拠を提示し、電気料金の計算式なども公開している誠実な比較サイトを選ぶことが大切です。
電気代の計算イメージ画像

この記事のまとめ

「電気の契約」というものは、人の暮らしにとって大切な基盤でありインフラであるからこそ、弊社ではそれに係わる事業を行う際には「公正な取り組みと誠実な姿勢」が大事だと考えています。
電力会社の比較サイトを利用する際には以下の3点に注目し、不誠実な情報サイトに惑わされることがないように気をつけましょう。

誠実な電力会社比較サイトが必ず行っている3つのこと

① 電気料金の計算プログラムをきちんと公開している
電気料金の計算式は各社ごとに異なり、料金単価も地域ごとに違うことから、計算プログラムは膨大な量になりますが、誠実な比較結果を約束するのであれば、計算プログラムの公開は必要不可欠です。
② 地域ごとに比較情報を掲載している
同じ電力会社でも各地域ごとに単価が異なるため、地域別になっていない比較情報は信用しない方が良いでしょう。
③ 料金単価を最新版に更新しており、更新日時も公開している
各社の電気料金の単価を小まめにチェックし、最低でも3か月ほどのスパンで料金データを更新していなければ、利用者にとって正確で誠実な比較サービスを提供することはできません。
また、燃料費調整単価は毎月変わりますので、真面目な比較サイトは必ず毎月ごとにデータの更新を行っています。
この記事の監修担当
南部修一
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特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会
小売電気アドバイザー 認定 第1808005号
太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号
株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役
※電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当
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