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ダイレクトパワー市場連動プラン 3つのデメリット

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ダイレクトパワーの電気契約の特徴

株式会社ダイレクトパワーは大手比較サイト(エネチェンジ・価格.com)では、電気料金が安くなる新電力として上位表示されることが多いようです。

しかし、それは本当でしょうか?

ダイレクトパワーは「市場連動型プラン」を採用しているため、利用客の実際の電気料金がいくらになるか?など、誰にも予測はできないはずです。

市場連動型プランとは?

日本卸電力取引所(JEPX)の電力卸売価格(スポット価格)に連動して販売価格が変動する電気料金プランを『市場連動型プラン』と呼びます。

従来の電気料金メニューは、単価や基本料金が契約時の価格で固定されていることに対して

市場連動型プランは電力の需給バランスや世界情勢の影響により、従量単価が日々変動します。

市場連動型プランを取り入れている新電力会社には、ダイレクトパワーの他にも、自然電力エルピオでんき、外資系の新電力などがあります。

詳しくはこちらでも解説しています ⇒ 電力業界用語辞典「市場連動型プラン」

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この記事の監修担当
南部修一
南部の画像
特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会
小売電気アドバイザー 認定 第1808005号
太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号
株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役
※電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当

3つのデメリット

実際のところ、
ダイレクトパワーには以下の3つのデメリットがありますのでご注意ください。

デメリット①

「”基本料金はいただきません”はウソ?」

ダイレクトパワーの公式サイトでは、料金プランの説明として次のように書かれています。

当社のダイレクトS/Mでは基本料金はいただかず、事業運営費として使用量に応じた取引手数料をいただく以外はすべて 市場価格のまま『原価』でご提供します。

また、燃料調整費はいただかず、事業運営費を取引手数料としていただく全く新しいビジネスモデルです。

しかし、これは消費者に誤解を与える不誠実な表記です。

実際のところは基本料金が日割になっているだけで、実質的な料金体系は自然電力などの既存の市場連動プランと変わりません。

託送料金には基本料金と電力量料金の2つがあり、当社では基本料金を「日毎料金」としてご請求をさせていただきます

筆者のようなプロのアドバイザーでも、よく読み込まなければ誤解してしまう内容なので、
電気契約にそれほど詳しくない一般の人は間違って受け取ることもあるでしょう。

ダイレクトパワーの日毎料金(=基本料金)は、日数が28日~30日の月には自然電力の基本料金よりも若干安くなりますが、31日の月にはわずかに高くなります。
(ただしブレーカーを切るなどして、まったく電気を使えないようにすれば、その当日の電気料金は基本料金を含め一切かかりません)

ダイレクトSとMの違いは?

ダイレクトパワーには「ダイレクトS」と「ダイレクトM」の2種類のプランがあり、どちらも市場連動型プランになります。

「ダイレクトS」は契約容量60A以下(または6kVA未満)の利用客向け

「ダイレクトM」は契約容量6KVA~50kVA未満の利用客向け

この2つは電気を利用する場所の「契約容量」によって名称が異なっているだけで、プランの内容や単価などに違いはありません。

つまり料金体系はどちらも同じです。

ダイレクトパワーの料金体系は?

市場連動プランの電気料金は、以下の5つの要素によって決まります。

市場連動プランの料金体系イメージ

5つの要素のうち、託送料金とJEPXの仕入費用には、販売会社による違いはありません。(ただし電力エリアによる違いはあります)

また、再エネ賦課金は全国共通の2.98円/kWh(2020年度)で、こちらも違いはありません。

販売会社によって料金が異なるのは、基本料金と取引手数料の2つのみです。

デメリット②

「手数料が高い?」

ダイレクトパワーの公式HPにはダイレクトM/Lの取引手数料は1kWhあたり4円~10円と記載されています。

ダイレクトパワーの手数料表記

他社の市場連動プランの手数料と比較すると以下の通りです。

各社プラン1kWhあたり取引手数料の比較表
エルピオでんき・3.5円
自然電力のでんき ・4円(SEデビュープラン)
・4.4円(SE30プラン)
・5.4円(SE100プラン)
ダイレクトパワー・4円~10円

なお、自然電力とエルピオでんきの基本料金とダイレクトパワーの日毎料金(30日分)に、価格的な違いはほとんどありません。

ですから3社の電気料金の違いを決定づけるのは「取引手数料」のみ。

現時点ではエルピオでんきの市場連動プランが最安値になります。

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デメリット③

「解約違約金の設定がある」

ダイレクトパワーの電気契約は1年契約の自動更新になりますが、
更新日から2カ月以内に解約する場合を除き、途中解約で2,000円+税の解約違約金が発生します。

市場情勢により価格高騰リスクのある市場連動型プランにおいて、解約違約金の設定があることはまさしくデメリットでしかありません。

自然電力とエルピオでんきの2社には、途中解約による違約金や手数料などの設定はありません。

もう一つの注意点

大手比較サイトではキャンペーン特典込みの価格で「〇〇円節約」といったような表現をしていますが

市場連動型プランではまったくあてにはならないので気をつけてください。

ダイレクトパワーの公式シミュレーションも鵜呑みにしてはいけません。

市場連動プランの電気料金シミュレーションは不可能

市場連動プランの単価は毎日30分ごとに変動しており、昨日や昨年と同じ価格や水準になることはありません。

その値動きは為替や株価などと同じようなものです。

過去の料金単価を参考にしたシミュレーション結果はまったくあてにはならないので、それをアピールするのは不誠実でしかありません。

たとえば1年後の「株価のシミュレーション結果」を提示されたとして、あなたはそれを信じますか?

大手比較サイトの「〇〇円お得!」といった表記も、誇大広告もしくは優良誤認表示の疑いがあるといえます。

当サイトの電気料金シミュレーションでは自然電力やダイレクトパワーなどはもちろん除外しています。

消費者にとって誠実な広告を考えれば、それは当たり前のことです。

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当サイトでは全国のべ400社の電力会社の中から、各地域ごとに電気契約の切り替えを申し込める電力会社と、各社の毎月の電気料金をスピーディーに比較できます。
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ひと月分のデータだけでもシミュレーションできますが、12ヶ月分のデータを入力すると、年間の電気代をより正確に確認できます。

正しく表示するとこうなる

市場連動プランにおける電気料金のメリットを断定するなら、以下のような表現しかできません。

市場連動プランの料金単価は日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場単価に比例して30分毎に変動します。

単価の変動幅に上限はなく、その時々の市場情勢により高くなる時間帯もあれば安くなる時間帯もありますが、

ある日の30分毎のJEPX単価は、その前日に知ることができますので、

単価が高くなる時間帯にはなるべく電気を使わないようにすることで、従前からの規制料金メニューよりも電気代を安く抑えることができます。

電話営業や訪問営業はできるだけ相手にしない

ダイクレクトパワーは電話営業や訪問販売にも積極的のようです。

しかし新電力の営業を相手にして良いことなど何もありません。

今回の記事作成にあたり、ダイレクトパワーの親会社となる株式会社メディオテックという会社の評判も調べてみましたが、あまり良い評判は見当たりませんでした。

朝早くに電話してきました。本当に迷惑です。
ダイレクトパワー担当聞き取れず
屋根にソーラーパネルつけれるよの案内
電話でではなくメールで資料送りたいとのこと
お断りしました
結構です。って断ったら無断で切られた。
常識なさすぎ

営業マンの甘い話はくれぐれも鵜呑みにしないようお気をつけください。

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最後にひとこと

筆者は市場連動型プランを否定しているわけではありません。

市場連動型プランは”電気を使用する時間”に気をつけることで電気代を安く抑えることができますし、その時々のタイミングや時事情勢によって安くなることもあります。

ですからどうせなら解約違約金のかからない電力会社を利用しましょう。

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自然電力はどこよりも早く市場連動プランを採用しており、運営実績は申し分ありません。

そして何より自然派志向の人にも嬉しい、再生可能エネルギー発電所の普及・拡大につながる取り組みを積極的に行っています。

エルピオでんきの市場連動プランは手数料が他より安いだけでなく、10ヶ月の継続利用でもれなく2万円のキャッシュバック特典もあります。

自然電力とエルピオでんき、どちらも解約違約金などはかからず、ダイレクトパワーにはないメリットや特典があります。

市場連動プランを検討されるのであれば、当サイトでは自然電力またはエルピオでんきのご利用をおすすめします。

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