auにはauでんきがあり
ソフトバンクにはソフトバンクでんき、そして楽天には楽天でんきがある
・・・それなのに
なぜNTTドコモには「docomoでんき」とか「ドコモでんき」といった新電力サービスがないのか?
そんな不満を抱いている方も少なからずいるようです。
南部修一 | 特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会 小売電気アドバイザー 認定 第1808005号 太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号 株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役 ※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
ドコモでんきやdocomoでんきがない理由
国内通信事業を手掛ける大手4社のうち、自社名を付けた新電力サービスがないのはNTTドコモだけ。
KDDI | |
---|---|
UQモバイル | |
SBパワー (ソフトバンクグループ) | |
楽天モバイル | |
NTTドコモ | ??? |
ただし、自社名を付けた電力小売サービスがないというだけで
NTTが新電力事業に参入していないわけではありません。
NTTグループの中で電力事業を手掛けている主な企業には
「NTTアノードエナジー」や「NTTファシリティーズ」がありますし
NTTアノードエナジーと東京ガスと大阪ガスが出資する新電力企業に「エネット」もあります。
エネットは、NTTアノードエナジー、東京ガス、大阪ガスが出資する新電力です。エネットの電気の「経済性」や「環境性」、「ICTを活用した付加価値サービス」をご支持いただき、お客さま件数は特別高圧・高圧・低圧合わせて約99,000件になりました。エネットHPより引用:https://www.ennet.co.jp/about/
このエネットは新電力業界において第1位(※)の電力販売量を誇るリーディングカンパニーとしても知られています。
(※)低圧・高圧・特別高圧すべてを含めた電力販売量ランキングです
ただ、エネットの電力供給先は企業や事業所、一括受電のマンションなどが主になることから、私たち一般家庭にはあまりなじみがありません。
もしエネットではなく「ドコモでんき」とか「docomoでんき」といったブランド名で一般家庭向けの電力小売サービスを展開すると、
あっという間に多くの顧客を獲得できるような気もしますが・・・
エネットはNTTと東京ガスと大阪ガスの3社による共同出資企業なので、NTTやドコモの名称を付けたブランド展開はさすがに難しいでしょう。
ちなみにNTTドコモはつい先日、新ブランドの「ahamo(アハモ)」を発表しています。
ですが「ahamoでんき」といった新電力サービスも、やはり今のところ展開の予定はないようです。
NTTの新電力「太陽のでんき」
現時点ではdocomo(ドコモ)やahamo(アハモ)のブランド名が付いた新電力サービスはありませんが、
NTTアノードエナジーのグループ企業NTTスマイルエナジーが「太陽のでんき」という新電力サービスを全国展開しています。
NTTスマイルエナジーの「太陽のでんき」はその名の通り、太陽光による電力供給をコンセプトに
毎日8時~16時の時間帯は、太陽光発電によるFIT電気100%の供給を約束しています。
ただし、太陽のでんきは誰でも利用できるわけではなく、以下2つの条件を満たしている必要があります。
また「太陽のでんき」の実際の電気料金は、各地域の大手電力会社の規制料金メニューと変わりません。(=安くなるわけではありません)
そのため当サイトの電気料金比較シミュレーターでは掲載を省いています。
※ご利用は無料、メールアドレスなど個人情報の入力は一切不要です
NTTグループの今後の展開に期待
「太陽のでんき」は申し込み条件が難しく、サービス内容にも正直言ってあまり魅力は感じません。(筆者の個人的な所感です)
ですがNTTグループは再生可能エネルギー発電事業や、スマートエネルギー関連事業への積極的な投資を表明していることもあり
今後はより魅力的な新電力サービスが登場する可能性もあるでしょう。
NTTが独自電力サービスに本格参入。電力のパラダイムシフトが始まる全国7300カ所、旧電話局もフル活用NTTは2019年3月、太陽光パネルなどを使った発電システムの構築や地域電力供給、EV(電気自動車)を活用した給電サービスなど、各種スマートエネルギー事業を推進すると発表した。11月には、災害時に地域の工場や病院などに電力を供給する新事業に6,000億円を投じる方針も明らかにしている。引用元:ビジネス+IT記事より
NTTドコモの電気・ガスコラボキャンペーン
NTTドコモにはドコモユーザー向けの電気ガスセット割のようなサービスはありませんが、
その代わり様々な電力会社やガス会社と、dカードやdポイントを絡めたタイアップキャンペーンを開催しています。
(※)ドコモのコラボキャンペーンは北海道電力や東北電力、中部電力ミライズ、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力など、国内大手電力8社をはじめ、30社以上の新電力会社やガス販売大手企業が提携しています
電力会社×ドコモのdポイントサービス事例
キャンペーンではドコモと提携している電力会社やガス会社の支払い設定をdカードに指定すると、もれなく1,000円相当のdポイントがもらえます。
九電みらいエナジーやコスモでんきなどの一部の新電力では、新規申し込みで数千円相当のdポイントプレゼントも!
提携各社の独自ポイントはdポイントに交換することもでき、交換したdポイントは提携店舗やWEB上など様々な生活シーンで利用できます。
また、dポイントはドコモの携帯電話の毎月の料金支払いに充当することも可能です。
期間限定ドコモdポイント15%増量キャンペーン中!詳しくはドコモdポイントクラブキャンペーンサイトにて↓↓↓
NTTドコモは自社の新電力サービスにこだわるより、全国の電力会社やガス会社とのタイアップによるポイント戦略に注力しているようです。
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