熊本電力で申し込みできる電気契約メニューには以下の5種類があります。
- おうち電気B
- しごと電気C
- 低圧電力
- オール電化A/B/C(九州電力エリアのみ)
- 卒FIT買取プラン(太陽光自家発電の売電契約)
このページでは熊本電力「しごと電気C」の特徴やメリット&デメリットについて詳しく解説しています。
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南部修一 | 特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会 小売電気アドバイザー 認定 第1808005号 太陽光発電アドバイザー 認定 第1820021号 株式会社サウスフィールドプランニング 代表取締役 ※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
しごと電気Cのメリット&デメリット
2019年までは九州と関東の2エリアだけだった熊本電力の申し込み可能エリアも
2020年にエリアを一気に拡大し、今では沖縄と一部の離島をのぞく日本全国から申し込みできるようになっています。
個人や家庭でも利用できる?
熊本電力の「しごと電気C」は、事業所はもちろん、個人や一般家庭でも利用できます。
「しごと電気C」は単相100Vまたは200V、契約容量6kVA~49KVAの範囲の「電灯契約」になります。
「電灯契約」とは、低圧単相(100Vまたは200V)で使用する電気機器を用いる際に、小売電気事業者と契約する電気料金プランの通称です。
低圧単相で使用する電気機器には、照明器具や一般家電、TV、パソコン、炊飯器、IHクッキングヒーターなどがあり、一般家庭で使用される電気機器のほとんどは電灯契約で利用できます。
検針票などを確認して、現在の電灯契約の容量単位が「A(アンペア)」ではなく「6KVA(キロボルトアンペア)」以上なら、熊本電力のしごと電気Cを利用できます。
東京電力エリアなら「従量電灯C」や「スタンダードL」
関西電力エリアの場合だと「従量電灯B」や、7KW以上の「eおとくプラン」などが、しごと電気Cへの乗り換え対象プランです。
詳しくは以下の一覧表を参考にしてください。↓↓↓
しごと電気C 乗り換え対象プラン一覧(6kVA~49kVA契約)
現在利用中の電気契約メニューが下記に該当する方は、熊本電力のしごと電気Cに乗り換えることで電気代の削減が期待できます。
※各地域電力名をタップすると表示が切り替わります
- 従量電灯C
- エネとくMプランC
- エネとくLプランC
- エネとくスマートプラン
- eタイム3プラス
- エネとくシーズンプラスC
- 時間帯別電灯(ドリーム8)
- 3時間帯別電灯(eタイム3)
- 従量電灯C
- よりそう+ファミリーバリュー
- よりそうB季節別電灯
- よりそう+シーズン&タイム
- よりそう+ナイト8
- よりそう+ナイト10
- よりそう+ナイト12
- よりそう+サマーセーブ
- 時間帯別電灯A
- 時間帯別電灯B
- 時間帯別電灯S
- ピークシフト季節別時間帯別電灯
- 従量電灯C
- 従量電灯ネクスト
- くつろぎナイト12
- 節電とくとく電灯
- 使っておとくライト
- エルフナイト8
- エルフナイト10
- エルフナイト10+
- 従量電灯C
- とくとくプラン
- スマートライフプラン
- Eライフプラン
- タイムプラン
- ピークシフト電灯
- 従量電灯C
- スタンダードL
- 従量電灯B
- はぴeタイム
- はぴeタイムR
- なっトクでんきBiz
- eスマート10
- eおとくプラン(7KW超)
- 時間帯別電灯
- 季時別電灯PS
- 従量電灯B
- ナイトホリデーコース
- 電化Styleコース
- 時間帯別電灯(エコノミーナイト)
- ファミリータイム(プランⅠ・プランⅡ)
- 電灯ピークシフトプラン
- 従量電灯B
- でんかeプラン
- でんかeマンションプラン
- 季節別時間帯別電灯
- 時間帯別電灯
- ピークシフト型時間帯別電灯
- スマートeプラン[タイプL]
- スマートeプラン[タイプH]
- 従量電灯C
- スマートビジネスプラン
なお、現在利用しているプランが40A~60Aの電灯契約や、6kVA未満の電灯契約から「しごと電気C」に申し込むことはできません。
商店や事業所でも、いま利用している電灯契約が下記プランに該当する場合には、しごと電気Cではなく「おうち電気B」に申し込みましょう。
おうち電気B 乗り換え対象プラン一覧
- 従量電灯B
- エネとくポイントプラン
- エネとくSプラン
- エネとくMプランB
- エネとくLプランB
- 従量電灯B
- よりそう+eねっとバリュー
- よりそう+ファミリーバリュー(60A以下)
- 従量電灯B
- 従量電灯ネクスト(60A以下)
- 節電とくとく電灯
- 使っておとくライト
- 従量電灯B
- ポイントプラン
- おとくプラン
- 従量電灯B
- スタンダードS
- 従量電灯A
- eおとくプラン
- なっトクでんき
- 従量電灯A
- シンプルコース
- スマートコース
- 従量電灯A
- おトクeプラン
- 従量電灯B
- スマートファミリープラン(60A以下)
オール電化プラン乗り換えで安くなることも!
「しごと電気C」の特筆すべきポイントは、オール電化プランから乗り換えた場合でも、電気代を削減できる可能性があるということです。
北海道・東北・北陸・中部・関西・中国・四国の7エリアの「しごと電気C」には、基本料金の設定がありません。
(契約容量にかかわらず基本料金は無料)
そのため、契約容量(KVA数)の大きいオール電化向けプランを利用しているご家庭は、しごと電気Cに乗り換えた方が安くなるケースもあります。
具体的にどれくらい安くなるか?については、この後に案内する電気料金シミュレーションでご確認ください。
デメリットは?
飲食店や商店、事業所などの法人契約の場合、
契約期間の満了日以外に自己都合で解約すると、満了日までの電気代相当額が違約金として発生します。
(個人や一般家庭の場合は解約違約金の設定はありません)
また、熊本電力は非常に少ない社員数で運営していることから、顧客サービス体制に多少の不安もみられます。
熊本電力の電気代はいくら安くなる?
しごと電気Cのプラン内容や料金単価は、各エリアごとに異なります。
たとえば東京電力と九州電力エリアでは、基本料金と3段階の従量単価で構成されるオーソドックスなプランになりますが、
その他の電力エリアでは、基本料金の設定はなく、従量単価は一本単価のエリアもあれば、2段階や3段階の単価を採用しているエリアもあります。
しごと電気Cの料金単価表 ~全国版~
地域(電力エリア) | 基本料金 | 1kWhあたりの電力量単価 |
---|---|---|
北海道 | なし(無料) | 280kWhまで31円 280kWh超は27.5円 |
東北 | なし(無料) | 300kWhまで28円 300kWh超は22円 |
北陸 | なし(無料) | 120kWhまで21円 121~300kWhまで20円 300kWh超は19円 |
中部 | なし(無料) | 一律25円 |
東京(関東) | 1kVAあたり286円 | 300kWhまで23.83円 300kWh超は24.16円 |
関西 | なし(無料) | 一律22円 |
中国 | なし(無料) | 一律23円 |
四国 | なし(無料) | 120kWhまで24円 121~300kWhまで23円 300kWh超は22円 |
九州 | 1kVAあたり237.6円 | 120kWhまで14円 121~300kWhまで18.49円 300kWh超は20.37円 |
しごと電気Cの料金単価は、どのエリアもかなり安価に設定されています。
ただし契約容量(6~49kVA)や月間の電力使用量(kWh数)によって、実際の電気代はまったく違ってきます。
正確な電気代や、他社プランと比べて実際にいくら安くなるか?は、以下の電気料金シミュレーションをお試しください。
電気料金比較シミュレーター(6kVA~49KVAの従量電灯)
過去10ヶ月と今月そして来月分の実際の電気代を比較できます。
全国のべ91社の電気代を一括比較
6kVA以上の従量電灯・年間比較
電気料金比較シミュレーターの使い方説明
NPCプランの電気料金シミュレーションには「簡単比較フォーム」と「12ヶ月全比較フォーム」の2種類があります。
簡単比較フォームの注意点
簡単比較フォームでは、ひと月分のデータ(kWh数)から、各地域の月別電力需要状況をふまえた年間電気代を算出しています。
シミュレーションの結果は、年間電気代(推定額)が安くなる順に表示されます。
左側に表示されている電気代や差額は、あくまでも推定額になりますので参考程度にしてください。
ただし
右側に表示されている電気代は、実際の電気代を正確に表示しています。
右側に表示されている結果は、入力されたkWh数から正確に算出した実際の電気代とその差額であり、推定額ではありません。
ですので単月分の電気料金だけなら、簡単比較シミュレーションでも各社の電気代を正確に比較できます。
12ヶ月全比較フォームの利用方法
オール電化プランを利用されている方は、なるべく12ヶ月全比較フォームの方を利用しましょう。
電力使用量(kWh数)を入力する際には、昼間と夜間すべての電力使用量をあわせて入力してください。
結果に表示される各社の年間の電気代(電気代の合計)と、あなたが利用しているオール電化プランの実際の電気代(割引額なども含めた実際の電気代)を比べてみてください。
年間2~3万円以上安くなっていれば、乗り換える価値は十分にあると言えるでしょう。