Looopでんきゼロ

北陸電力とLooopでんき0(ゼロ)の比較シミュレーション

シミュレーションイメージ

北陸電力とLooopでんき0の比較シミュレーション

エコキュートを所有するご家庭では、夜間の電気料金単価は安く、昼間の単価は高く設定されている『時間帯別料金メニュー』での契約が想定されます。
そこで北陸電力の代表的な時間帯別料金メニュ-(旧プラン)と、Looop(おうちでんき)の料金単価比較表を元にシミュレーションしてみましょう。
前回記事
Looopでんき0Looopでんき0(ゼロ)は本当にお得?
シミュレーションで分かるメリット&デメリット

Looopでんきは2022年6月より電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。
(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)

また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プラン『スマートタイムONE』に強制移行し、
(参考:市場連動型プランってなに?メリット&デメリット)
Looopでんき0(ゼロ)についても廃止が予定されています。(12月以降はLooopFITに切り替わります)

そのため当ページの内容はあくまでも2022年6月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)

北陸電力とLooopの料金単価比較表

【北陸電力のエルフナイト8とLooopおうちでんきの料金単価比較表】
電力会社 プラン名 基本料金
(6kVA未満)
夜間単価 昼間単価 卒FIT買取単価
~90kWhまで 91~230kWhまで 230kWh超
北陸電力 エルフナイト8 1,210円 9.15円 21.86円 27.08円 29.25円 1~10.5円
Looop おうちプラン 無料 21.3円 17.04円
この記事の監修担当
SFP

新エネルギーメディア事業部 編集班
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当
NPCプランイメージイラスト
当ページの内容について疑問のある方は、最下段のコメント欄またはメールフォームから気軽にご質問ください。
事業所や一般家庭を対象に、電気やガスの切り替えに関する有料相談にも応じています。
本気(マジ)でお得な切り替え先案内サービスはこちら(5,000円/1件)
イメージ画像

エコキュートのコストはどう変わる?

とあるご家庭のエコキュートの消費電力を180kWh/月間と仮定すると、
Looopでんき0(ゼロ)では、太陽光発電でエコキュートを稼働させることになるため、Looopの卒FIT買取単価に180を掛けた価格がエコキュートのコストになります。
それに対して、北陸電力エルフナイト8の時間帯別電灯は、基本料金が1,210円、エコキュートを利用する夜間の単価は9.15円です。
両者のコストを比較してみましょう。↓↓↓
Looopでんき0 北陸電力(エルフナイト8)
17.04 × 180 = 3,067円/月 180 × 9.15 + 1,210 = 2,857円/月
※試算結果に各種料金割引は含めていません
清水
清水
エコキュートのコストは、どちらもほとんど変わらないことがわかりますね
なお、電気の契約容量が6kVAを超えるご家庭では、北陸電力のコストの方が高くなります。

エコキュートは気温の低い夜間に稼働するよりも、気温の高い昼間の方がエネルギー効率が良く、電力消費も少なくて済むとされています。
※平成29年6月7日 科学技術振興機構(JST)の研究発表より

そのためLooopでんき0でのエコキュートのコストは、試算結果よりもさらに安くなることが予想されます。

また、昼間にエコキュートを稼働させると、他の家電品が使えなくなるのでは?と心配される方も居ますが、Looopでんきは契約容量(kVA)を増やしても、基本料金が無料なのでコストは変わらず、ブレーカー落ちの心配もありません。

昼間の電気代はどう変わる?

Looopでんきの小売単価は電力使用量にかかわらず一律21.3円/KWh。
それに対して、北陸電力の昼間単価はLooopでんきよりも最大2割以上高く設定されています。(21.86円~29.25円)
清水
清水
昼間単価については、Looopの方が10%~25%ほど安くなります。

夜間の電気代はどう変わる?

Looopでんきの小売単価は一律21.3円/KWh。
対して、北陸電力エルフナイト8の夜間単価は一律9.15円/KWhです。
こうた
こうた
うわー、、夜間単価は北陸電力の方がだんぜん安いね。
ということは、夜に電気をたくさん使う家庭は、北陸電力にしておいた方が良いってことかな?
清水
清水
いえ、そう決めつけるのはまだ早いですよ。
Looopでんき0に乗り換えると、エコキュートは夜間ではなく昼間に利用します。
仮に北陸電力の夜間電力量が400kWh/月間だとすると、Looopにした場合の夜間電力量は「400 - 180」で220kWhです。
すると、両社の夜間の電気代はこうなります。↓↓↓
Looopでんき0 北陸電力(エルフナイト8)
21.3 × (400 - 180) = 4,686円/月 9.15 × 400 = 3,660円/月
※試算結果に各種料金割引は含めていません
清水
清水
これを見ると、Looopの単価は北陸電力の夜間単価よりも倍以上高いとはいえ、実際の電気代はそこまで大きな差にはならないことが分かります。

太陽光の売電価格はどう変わる?

Looopでんきの実質的な売電単価は17.04円/KWh。
北陸電力エルフナイト8の卒FIT買取単価は、1円~10.5円/KWhと変則的な設定になっています。
清水
清水
太陽光の余剰電力量および昼間の電力消費量を300kWh/月間と仮定すると、両社のひと月分の売電総額は以下のようになります。↓↓↓
Looopでんき0 北陸電力
17.04 × 300 = 5,112円 (70×10.5)+(140×9)+(90×4) = 2,355円
こうた
こうた
やっぱり、売電価格はLooopの方がお得になるんだね。

シミュレーション結果~メリット&デメリット~

清水
清水
昼間の電気代、夜間の電気代、太陽光の売電価格、そしてエコキュートのコストを、わかりやすくまとめるとこうなります。↓↓↓
シミュレーションの結果
  • 昼間の電気代は? ⇒ Looopの方が安い
  • 夜間の電気代は? ⇒ 北陸電力の方が安い
  • エコキュートのコストは? ⇒ ほぼ同じ
  • 太陽光の売電単価は? ⇒ Looopの方がおトク(2倍前後)
こうた
こうた
まあ、わかりやすいといえば、わかりやすいけど、、、
けっきょくLooopと北陸電力、どっちの方がお得になるの?
清水
清水
昼間だけ見ればLooopのメリットの方が大きいですけどね。
・・・問題は、昼間はそれほど電気を使わず、夜間に多くの電気を使っているご家庭のケースです。
こうた
こうた
やっぱり夜にたくさん電気を使う家だと、Looopでんきゼロは損になるのかな?
清水
清水
Looopの単価は北陸電力の夜間単価と比べると、倍ほどにもなりますからね
でも、じつは『夜間に使用する電力と太陽光の余剰電力量のどちらの方が多いか?』
それによってLooopと北陸電力どちらの方がおトクになるか?が変わるんですよ。
【 北陸電力 VS Looop 】
消費電力が夜間400KWh、昼間300kWhの家庭の場合
北陸電力の夜間の電気代は9.15円×400 = 3,660円
昼間の電気代は(90×21.86円)+(140×27.08円)+(70×29.25円) = 7,806円
Looopでんき0にすると昼にエコキュートを利用するので
Looopの夜間の電気代は21.3円×(400-180)= 4,686円
昼間の電気代は21.3円×300 = 6,390円
太陽光の余剰電力量が夜間の消費量(400kWh)と同じ場合
北陸電力の売電価格は(70×10.5円)+(140×9円)+(90×4円)+(100×1円) = 2,455円
Looopでんき0は太陽光でエコキュートを利用するので
Looopの売電価格は17.04円×(400-180)= 3,748円
それぞれ清算すると・・・
北陸電力のコストは3,660円+7,806円-2,455円 = 9,011円
Looopのコストは4,686円+6,390円-3,748円 = 7,328円
清水
清水
上の試算結果から、太陽光の余剰電力量が夜間の消費電力量と同じだけあると、相殺したコストはLooopの方が安くなることが分かります。

北陸電力 VS Looop ~結論とまとめ~

こうた
こうた
なんかいろいろ難しいこと言ってるけどさぁ、、、
結局のところ、昼間の電気はLooopの方が安くて、夜間の電気は北陸電力の方が安いんだよね?
それなら、昼に電気をたくさん使う家はLooopを選べば良いし、それとは反対に、昼よりも夜に電気をたくさん使う家は、北陸電力を選べば良いってことじゃないの??
清水
清水
まあ、大雑把に言えば、その通りなんですけどね。
でも、Looopでんきゼロと北陸電力のどちらの方がおトクになるのか?
それは太陽光の発電量(現時点の余剰電力量)が、夜間の電力使用量よりも多いか?少ないか?に大きく影響されるんですよ。
清水
清水
つまり、太陽光の余剰電力が、夜間の電力使用量よりも多ければ、Looopでんきゼロにするメリットは大きくなるということです。
それと反対に、太陽光の発電量が夜間の電力使用量よりも少ない場合は、北陸電力を選んだ方が良いですね。
清水
清水
太陽光の発電量よりも、夜間の電力使用量の方が多くなるようなご家庭では、Looopでんきゼロにするとデメリットの方が大きくなってしまいます。
ですから、ご自宅の夜間の電力使用量と太陽光の発電量をあらかじめ確認して、きちんと比較した上で申し込むようにしましょう。
新電力販売量ランキング上位の常連!Looopでんき
Looopでんきの注目ポイント
  • 契約容量にかかわらず基本料金はゼロ円!
  • 家庭向けおうちプランは電気代10%以上の削減も可能!
  • ビジネスプランは電気代20%以上の削減も可能!
  • 太陽光発電や自然エネルギー関連の先進的な取り組みで有名
  • 電気のトラブル駆けつけサービス無料!
  • 解約違約金や手数料は一切不要!WEBから10分以内で簡単スピーディー
あわせて読みたい関連記事
太陽光発電イメージLooopでんきは本当にお得?
メリット&デメリットを小売電気アドバイザーが徹底解説!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です