Looopでんき

Looopの電気代は高騰しない?市場連動型プランとの関係や影響は?

Looopでんきは2022年6月より電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。
(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)

また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プラン『スマートタイムONE』に強制移行し、
(参考:市場連動型プランってなに?メリット&デメリット)
これまでとはまったく異なる料金体系になります。

そのため当ページの内容はあくまでも2022年5月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)

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SFP

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2021年1月は電力市場が異常事態に

2020年12月から2021年1月にかけて、沖縄を除く日本全国で電力需給ひっ迫が2週間以上も続く異常事態が発生しました。
それにより日本卸電力取引所(JEPX)のスポット取引価格は、なんと例年の20倍以上にも高騰(※)しています。
(※)2021年1月上旬の価格です

その影響を受けて多くの新電力会社が巨額の赤字を計上する羽目となり、高騰が落ち着いた今も経営危機に瀕している事業者は少なくありません。

また、事業者だけでなく「市場連動型プラン」と呼ばれる電気契約メニューの利用客も、12月や1月の電気料金が例年と比べて数倍以上になるといった悪影響を被っています。

そういった状況の中で「Looopでんきは大丈夫か?」といった不安や心配の声もあるようですが、、、、

Looopでんきは大丈夫?

結論から言えば

『心配はまったく無用』です。

女性からの大丈夫イメージ

Looopでんきの買電契約メニューは5種類ありますが、すべて固定単価型の料金プランになります。(2021年2月現在)

どれも市場連動型プランとは異なり、市場(=日本卸電力取引所の影響で急に電気代が高騰するようなことはありません。

(注)昨今のエネルギー価格高騰の影響を受け、楽天でんきに続いてLooopでんきも6月1日以降の電気料金メニュー(おうちプラン・ビジネスプラン)の値上げを発表しました(2022年4月28日追記)

ちなみに市場連動型プランを採用している新電力会社はそう多くはなく、
2020年12月時点でそれを提供していた主な新電力会社とプラン名称は以下の通りです。

  • 自然電力(SEデビュー・SE30・SE100)
  • ハチドリ電力(HACHIDORIプラン)
  • ダイレクトパワー(ダイレクトS/M)
  • テラエナジー(テラエナジーでんき)
  • アークエルエナジー(DPプラン)
  • ジニーエナジー(みどりプラン)
  • エルピオでんき(市場連動プラン)

(※)今のところ市場連動型プランの新規受付はどこも停止しています

これらの市場連動型プランを契約している需要家の数は、全体のおよそ1~2%程度と推測されています。

つまり裏返せば98%以上の家庭や事業所に影響はないということです。

「市場価格高騰」の影響を受ける可能性がある人は1.86%
資源エネルギー庁「電力需要実績」(2020年9月)を元にした同社の試算によると、市場連動型プランを取り扱う小売事業者の供給量シェアは1.86%、想定契約件数約80万件に留まっている。
そのため、現在、新電力の料金プランで契約する大多数は、電力取引価格高騰の影響はない。
なお、ご自宅で市場連動型プランを利用しているかどうかが分からない方や、
少しでも早く市場連動型プランを切り替えたい方は以下の解説記事を参考にしてください↓↓↓

独自調整単価による値上げの心配はない

市場連動型プランではなくても「ハルエネ」や「エフエネ」「みんな電力」などように独自の調整単価を採用している新電力会社では、大幅な値上がりの可能性があります。

しかし株式会社Looopは大手電力会社とまったく同じ燃料費調整制度を採用しているため、そういった心配も不要です。

燃料費調整額単価によるLooopの毎月の価格の上げ下げは、各地域の大手電力と変わらず、Looopでんきだけが相対的に高くなることはありません。

(注)ただし「再エネどんどん割」は特殊なプランのため上記の対象外になります
再エネどんどん割の解説記事はこちら
Looopでんき「再エネどんどん割」

ちなみにLooopでんきと大手電力会社の今月と来月の燃料費調整額単価および過去1年間の単価の推移データは、以下のリンク先から確認できます。

興味がある方は参考にしてください。

今後の値上げの心配は?

市場高騰のあおりによる経営状況の悪化と、それに伴う今後の値上げを心配される声もありますが、
電力自由化のブームに乗って雨後のタケノコのように現れた新電力とLooopを同列に見てはいけません。

株式会社Looopはこれまでも同じような危機を何度も乗り越えながら、着実に実績を積み重ねている新電力のパイオニア的存在です。

Looopでんき公式HP「Looopの歩み」より一部抜粋

2011年4月 株式会社Looop設立
同年12月 山梨県北杜市にて第一基目となる自社発電所が完成し、売電事業開始
2014年12月 EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2014ジャパンの日本代表候補に選出
2016年5月 低圧向け申し込み件数1万件達成
2018年3月 Looopでんき申込件数10万件突破
2020年3月 Looopでんき契約者数20万件突破

2018年9月には中部電力株式会社との資本業務提携も行い、より安定した電源確保の動きも見られます。

Looopでんきの電源構成グラフ(2019年度実績と2020年度の計画地)
Looopでんきの電源構成(2019年)

さらには市場高騰のあおりを受けて経営危機に瀕している同業他社に対し、2021年1月8日には以下のプレスリリースも発表しています。

こういった提案ができるということは、つまり株式会社Looopは市場高騰によるダメージをあまり受けていない可能性が高いということです。

そしてこれらの理由をもって、燃料費調整額以外による値上げをLooopだけが実施することはほぼありえないと言えるわけです。

(注)昨今のエネルギー価格高騰の影響を受け、楽天でんきに続いてLooopでんきも6月1日以降の電気料金メニュー(おうちプラン・ビジネスプラン)の値上げを発表しました(2022年4月28日追記)

どうしても不安な方へ ~結論~

Looopでんきの買電契約メニューは5種類ありますが、どれも突然に値上がりするようなことはありません。

利用客にとってわかりやすいシンプルな電気契約、それがLooopでんきの最大の特長です。

どうしても気になる方のために、各プランごとに詳しい解説記事も用意していますので、併せて参考にしてください。

株式会社Looopは電力自由化になる以前から、電力業界の保守的な体制を打ち破り、日本の新しい電力の在り方を模索するかのような積極的なチャレンジを次々と重ねています。
これからの日本の電力業界の在り方を考えれば、Looopでんきは非常に応援しがいのある新電力といえるでしょう。
Looopでんきは2022年6月より電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。
(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)
また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プラン『スマートタイムONE』に強制移行し、
(参考:市場連動型プランってなに?メリット&デメリット)
これまでとはまったく異なる料金体系になります。
そのため当ページの内容はあくまでも2022年5月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)

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